
typeの人材紹介 ひとつ上を目指すあなたの転職アドバイザー

アビームコンサルティング株式会社
水野 美歩氏 (シニアマネージャー 経営改革セクター)
大学卒業後、大手総合商社に就職。中国を中心としたアジア圏で輸出入業務を担当。
2000年デロイト トーマツコンサルティング(現:アビームコンサルティング)入社。
以来、業務改革プロジェクトを数多く経験し、2010年より現職。
現在は、中国を中心と したアジアへのビジネス展開を計画する日系企業を中心に、コンサルティングを行っている。
私がコンサルタントという職業について良かった、と思う一番の理由である。
転職前の会社は大企業だったこともあるが、20代、30代のうちに自社の経営層と会う機会は本当に稀で、会えたとしても双方向で会話が出来ることはまずなかった。本部長クラスであっても、会議で末席から眺める程度。
それがコンサルタントになってからは、様々な企業の経営層と直接話が出来る機会が豊富にある。その多くはプロジェクトの報告会なので、組織長や担当専務・常務に向けたものが多いが、全社案件となれば社長向けのプレゼンテーションを行うこともある。
準備にかける労力は通常の10倍、緊張感も10倍。但し、そこから得られるものは100倍以上。すごい経営者の考えを、本人の言葉で直接聞くのは本当に勉 強になるし、モチベーションが上がる。以前、世界的に有名な大手メーカーの役員から名前を覚えてもらい「期待しているよ。」と言われたときは、本当に嬉し かった。
すごい経営層に共通して言えることは、
1.話が「crystal-clear」!
2.常にモチベートすることを忘れず
3.品格がにじみ出ている
こと。
1:日々、数多くの意思決定をこなし、何百人、何千人の部下に伝えていることから、一つひとつの発言が非常に明確で、終ったあとも議事録を見なくても内容をはっきり思い出せる。「で、結局OKなの?NGなの?」と悩むことは、まず無い。
2:我々外部の人間に対しても常にあたたかく、納得すれば深くうなづき、違うと思ったら指摘するが、それが決して威圧的ではない。彼らの言葉ひとつで、いかに人がモチベートされるか、をよくご存知なのだろう。
3:「品格」というと、最近やや使い古された感があるが、それでも使いたくなる表現である。会議室がピーンと張り詰めるほどのオーラ、目力。姿勢はまっすぐ・声にもハリがあり、(ややミーハーな表現だが)男女ともに「カッコイイ」人が多い。
「自分もこうなりたい」と思う人にどんどん会える、というのは、本当にラッキーな職業だと思う。
もちろん、経営層はFeeを払ってコンサルタントを雇い、超多忙な時間をわざわざ割いてくれているのであり、我々が話を聞いて感動して帰ってくるだけでは、当然ながらNG。
「経営層との会議での鉄則」は、
・経営層が「まだ、見えていないこと」をFactで示す
・「論点だけを、短く」示し、意思決定を促す
・「報告」ではなく「対話」をする
である。
ちなみに、鉄則の2つ目までは「準備」の良し悪し次第なところもあり、チームメンバーで知恵を出し合い、十分練ってから臨めば品質は上がるのだが、3つ目だけは、プレゼンテーターのコミュニケーション力に拠るところが大きく、本当に難しい。
つい先日、ある企業の副社長に対してプレゼンテーションを行う機会を与えられた。もちろん、準備には相当の時間をかけ、使うキーワード、問いかけるタイミ ングまで練習をしてから臨んだのだが、それでもあまりのオーラに緊張してしまい、帰り道で上司に「今日は固かったな~」と笑われる始末。自分がまだまだ 「道半ば」であることを実感した。
それでも、この緊張感は好きだし、これからも経営層と話す機会には自らどんどんチャレンジしていきたいと思う。「感動を受ける」だけではなく「経営層にも感動を与える」コンサルタントになれるよう日々努力!である。

水野 美歩氏のコラム一覧


キャリアアドバイザーを見方に有利な転職をしませんか?
経験豊富なキャリアアドバイザーが、転職のご相談に応じます。
最適な求人のご紹介や、面接、内定、入社まで徹底サポートします。