履歴書の学歴・職歴欄の書き方

最終更新 : 2018.6.15

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履歴書を書くとき、意外と書き方に悩むのが学歴・職歴の欄。「学歴はいつから書くべき?」「短期退職は職歴に入る?」など、基本的な書き方からよくある質問まで詳細にお伝えします。

この記事の監修者
監修者の松本 浩史

松本 浩史キャリアアドバイザー 課長

営業職、ITエンジニアの転職支援を行うキャリアドバイザーを経て、現在は営業職・販売・サービス職の転職支援を行うキャリアアドバイザーチームの課長。面接の通過率を上げるための面接対策が得意。

学歴と職歴はどうやって書く?

まず、基本的な学歴と職歴の書き方についてお伝えします。

本記事では履歴書作成における、学歴と職歴の書き方について絞ってお伝えしていきますので履歴書の書き方全般を知りたい方は以下の記事をご確認ください。

学歴の書き方

履歴書に書く学歴のテンプレ画像-type転職エージェント
  • ① 「学歴」と中央揃えにして記入
  • ② 学歴は中学卒業から記入

履歴書を書く際全体的に言えることですが、採用担当者が見やすいように年号は西暦・和暦どちらかに統一しましょう。どちらを選んでも問題ありません。記入は時系列に沿って順番に行いましょう。

履歴書は公文書扱いとなります。そのため学校や学部名、企業名や部署名は省略せず正式名称で記入しましょう。例えば「高校」は「高等学校」という記入となります。

大学の学歴について、希望している職種で活かせる分野を専攻していた場合は記入しても良いでしょう。

また最終学歴が大学院になる場合、「卒業」ではなく「修了」となりますので注意してください。

職歴の書き方

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  • ③ 学歴の記入が終わった箇所から1行あけ、「職歴」と中央揃えにして記入
  • ④ 退職理由を記入
  • ⑤ 時系列順に記入
  • ⑥ 最後は「現在に至る」と記入し、次の行に右揃えで「以上」と記入

職歴の中で出向や転籍があった場合は、出向先企業名を年月とともに記入します。異動の場合は書いても書かなくても、どちらでも問題ありません。ですが、もし異動部署が転職希望先の仕事内容と近ければ記入しましょう。経験者としてのアピールになります。

企業の合併・買収などで社名が変わった場合は、新旧両方の企業名を記入しましょう。

例:「○○株式会社(現△△株式会社)」

退職理由については、自己都合の場合は「一身上の都合により退職」、会社都合の場合は「会社都合により退職」と記入しましょう。

現職について、退職日まですでに確定している場合は「○年○月 退職予定」と記入してください。そうすることで、現職の退職がスムーズに行われることを示せます。

内定を出したあとには現職との退職交渉がスムーズにいくかどうかを心配する企業もあるので、そういった企業側の懸念を払拭することができます。

所属部署名や従業員数、主たる業務などを書いた方が良い?

結論から言うと不要です。所属していた事業部・組織や従業員数、主たる業務などは「職務経歴書」に書くべき内容だと言えるからです。転職活動において、あなたの今までの業務経験は漏れなく“自己PRすべき内容“として、職務経歴書でアピールしていきましょう。

学歴と職歴を書く時によくある質問

学歴と職歴を書く時によくある質問-type転職エージェント

前項まででご紹介できていない「学歴と職歴を書くときによくある悩み」について、学歴・職歴それぞれご説明していきます。

学歴についてのよくある質問

  • Q. 海外へのワーキングホリデーで語学学校に通っていました。学歴は書くべきでしょうか?

A. 海外の現地で通っていた語学学校についても通常の学歴と同じように考えて問題ありません。時系列に沿って、順に記入しましょう。もし語学学校の中で資格等を取得されている場合は、そちらも経験のアピールになりますので、資格の欄に記入しましょう。

  • Q. 通信制の大学に通っていました。学歴は書くべきでしょうか?

A. 通信制の大学も、通常の学歴と同じ扱いになります。時系列に沿って、順に記入しましょう。

  • Q. 学校を中退しています。履歴書に書かなければいけませんか?

A. 中退については、履歴書に記入する必要があります。そうしないと学歴詐称とみなされ、発覚した場合、たとえ入社が決まった後でも内定取り消しとなる可能性があります。なお、中退した理由は書かなくて問題ありません。面接時などに企業から質問されることはあるかと思いますので、その際にはしっかり答えられるようにしておきましょう。

  • Q. 大学卒業後就職し、再度学校に入学しました。その場合はどう書けば良いでしょうか?

A. 通常の学歴と同じように、就職前の学歴に続けて時系列順に記入してください。

職歴についてのよくある質問

  • Q. 短期で離職した会社があります。職歴として書かなくても良いでしょうか?
  • Q. 転職回数が多く、経験社数が多いです。全企業名を履歴書に書かないといけませんか?

A. 結論、今までに入社した企業は全て履歴書に記入してください。たとえ経験社数が多くても、試用期間中であっても、就業期間がたった1日だけであっても同様です。一度入社したら職歴としてみなされますので履歴書に記入する必要があります。

短期で離職してしまった職歴や、多くの経験社数を書くことに抵抗があるかもしれません。ですが、記入しないことで「経歴詐称」という大きなリスクが生じてしまいます。

経歴詐称が発覚した場合、入社前であれば内定の取り消し、入社後であれば減給や最悪の場合解雇となってもおかしくありません。年金手帳の加入履歴や雇用保険被保険証からの情報等で発覚に至る可能性があります。こういったリスクをふまえ、履歴書には職歴をすべて記載する必要があります。

ただ、例外もあります。
就業期間が短く、企業側と本人の間で「職歴としてみなさない」ことで合意している場合です。その場合は企業が年金・社会保険の手続きをしないということですので、経歴詐称にはなりませんし、履歴書に記入しなくても問題ありません。しかし非常に稀なケースですので、基本的には全ての職歴を記入するという認識を持ちましょう。

  • Q. バイトやパートの経験は履歴書に書くべきでしょうか?

A. アルバイト、パート経験は社会人経験としてみなされないことが多いため、履歴書へ書く必要はありません。派遣社員、契約社員、正社員として勤務した経験を全て記入しましょう。例えば「一度退職をしてから、次の転職先が決まるまでの数ヶ月だけ一時的にアルバイトをしていた」という場合、アルバイト経験は履歴書へ記入しません。

ただ、当てはまらないケースもあります。アルバイト、パート経験が職務経歴の大部分を占める場合です。「アルバイト・パート勤務していた期間が長く、その経歴を記入しないと書くことがなくなってしまう」という場合は、職歴として記入してください。

アルバイト・パート経験を記入するか否か迷った場合には、履歴書ではなく職務経歴書から作成して判断すると良いでしょう。

職務経歴書を作成してみて「アルバイト・パート経験を記載しないと書類が埋まらない。見え方が良くない」といった場合は職務経歴書にアルバイト・パート経験を記入することになると思います。そうなった場合に、履歴書も職務経歴書に対応させて記入しましょう。

  • Q. 海外へワーキングホリデーや留学をしていました。その期間の勤務経験はどう書けば良いでしょうか?

A. 雇用形態がアルバイトやパートの場合は前述と同様、社会人経験としてみなされないことが多いため書く必要はありません。派遣社員、契約社員、正社員いずれかの経験であれば記入しましょう。

履歴書に記入する場合には、ワーキングホリデーや留学中の職歴であることが相手に分かりやすいよう、勤務国を追記するなど工夫しましょう。採用担当者が、どれが日本での職歴で、どれが海外での職歴か分かりづらい場合があるためです。

採用担当者はここを見てる!学歴・職歴欄の見方

採用担当者はここを見てる!学歴・職歴欄の見方-type転職エージェント

では採用担当者は学歴・職歴のどこに注目しているのでしょうか。ポイントは2点あります。

1. 学歴、職歴の全体把握

まず1点目は「学歴、職歴の全体把握」です。

履歴書に記入する必要項目は、いわばプロフィールのような最低限の情報のみです。よって一見シンプルな構成に感じるかもしれません。

ですが、実は履歴書はその人の人ととなりを知るために重要な項目を押さえているのです。

「どんな学校を選ぶか」「何を学びたいか」や「どこで働くか」といった選択は、誰にとっても人生において大きなターニングポイントになります。

学歴や職歴から「その人が何を選択したか」を知ることで、採用担当者はその人の人となりや価値観、そこから得たスキルを想定することができるのです。

よって採用担当者は応募者を理解する入り口として、履歴書の学歴や職歴を見ています。

よって履歴書では、飾り立てて経験をアピールするというよりも、誰が見ても全体を把握できるよう分かりやすく記入しましょう。

2. ビジネスマンとしてのマナー

2点目は「ビジネスマンとしてのマナー」です。

具体的には、(手書きの場合)「丁寧な字で記入されているか」「誤字脱字がないか」「情報に抜け漏れがないか」という基本的なポイントになります。

履歴書は公的書類ですので、雑に書かれた文字や書類上のミスは勿論NG。それだけではなく、レイアウトを見やすくするなど読み手の立場に立って配慮することはビジネスマンとして当然のマナーです。

履歴書を見ることで、そういった常識的なビジネスマナーがあるかどうかを確認されます。

まとめ

履歴書の学歴・職歴については、何かをアピールするために書くというよりも、読み手の立場に立って記入することが求められています。よって、誰からでも見やすく書くことを意識して作成しましょう。

  • 学歴の書き方2つのポイント
    1. ① 「学歴」と中央揃えにして記入する
    2. ② 学歴は中学卒業から記入する
  • 職歴の書き方4つのポイント
    1. ① 学歴の記入が終わった箇所から1行あけ、「職歴」と中央揃えにして記入する
    2. ② 退職理由を記入する
    3. ③ 時系列順に記入する
    4. ④ 最後は「現在に至る」と記入し、次の行に右揃えで「以上」と記入する
  • 採用担当者が見ているポイントは2つ
    1. ① 学歴、職歴の全体を把握できる内容か
    2. ② ビジネスマンとしてのマナーがあるか

本記事では履歴書作成における、学歴と職歴の書き方について絞ってお伝えしてきました。履歴書の書き方全般を知りたい方は以下の記事もご確認ください。

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